英語の入口

英語に自信がない親でも続く|子どもと英語の歌を楽しむ関わり方

 文:GOLDEN AGE PROGRAM 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

発音に自信がなくても、英語の歌は親子で楽しめます。大人は「教える人」ではなく「一緒に楽しむ人」になる。その関わり方と、具体的な遊び方を紹介します。

親が英語に自信がなくても、英語の歌は子どもと十分に楽しめます。大切なのは、正しい発音を教えることではなく、「聞いて、まねして、楽しむ」時間を一緒に過ごすことです。大人が楽しそうに歌っている姿を見せるだけで、子どもは英語の音に親しみます。この記事では、大人の役割の考え方、家庭でできる四つの遊び、続けるコツを順に紹介します。

親の役割は「教える人」ではなく「一緒に楽しむ人」

英語の歌を家庭で楽しむとき、「発音が間違っていたらどうしよう」と心配する方は多いものです。けれども、子どもが英語に親しむ入口で必要なのは、完璧な見本よりも、音を聞く楽しさ、まねして声を出す楽しさ、体を動かしながら歌う楽しさを安心して味わえる環境です。

親が「私も一緒に覚えるね」という姿勢でいると、子どもは間違いを恐れずに声を出せます。大人が失敗して笑う場面は、子どもにとって「間違えても大丈夫」という経験になります。

GOLDEN AGE PROGRAMでも、英語は歌とことばを入口にして、遊びの中で少しずつ取り入れます。英語が話せなくても始められる、という考え方が基本です。家庭でも同じように、歌を軸にすれば、気負わずに続けられます。

家庭でできる四つの遊び

遊び一|聞くだけの時間

最初の段階では、歌わなくても構いません。英語の歌を流しながら、お絵かきや積み木をします。聞く時間をたっぷり持つと、英語のリズムや音の流れが、自然に耳に入ってきます。歌が終わったら、「今の歌、どうだった?」と一言聞いてみましょう。「楽しかった」「速かった」など、感想を引き出すだけで十分です。

遊び二|まねっこ

歌の一部分、たとえばくり返しの言葉だけを、まねして声に出します。ささやき声や小さな声から始めて構いません。親が先に言い、子どもが後から続ける形にすると、子どもは安心して挑戦できます。一回の目標は、一つの言葉か、一つのフレーズで十分です。

遊び三|手の動きをつける

歌に合わせて、動きを付けます。「大きい」は両手を広げ、「小さい」は手を丸める、といった具合です。言葉の意味と動きが結びつくと、翻訳しなくても、意味が体で分かります。動きは大人が考えてもよく、子どもに「この言葉は、どんな動き?」と尋ねて決めてもよい方法です。

遊び四|色や数の歌に挑戦する

慣れてきたら、少しだけ難しいことにも挑戦できます。

身近な言葉から始めると、取り組みやすくなります。色や数、動物、体の部位の名前が出てくる歌は、実物を指さしながら歌えるため、意味が分かりやすい題材です。歌の中に出てくる言葉を、家の中で探すゲームにすると、日常にも広がります。

四つの遊びは、順番に進めなくても大丈夫です。その日の気分に合わせて、「今日は聞くだけ」「今日は動きをつけよう」と選べます。毎回同じ歌で、遊びの種類だけ変えると、飽きずに続けられます。たとえば月曜は聞く日、水曜はまねっこの日、土曜は動きをつけて家族で歌う日、というように、曜日で決めておく方法もあります。

家の中の物に英語の名前をつけて、歌のように節をつけて呼ぶ遊びも効果的です。「りんご」を英語で言いながら指さす。そのとき、メロディをつけて歌うと、単語が耳に残りやすくなります。難しい文章は必要ありません。一日に一つの言葉を、歌にのせて楽しみましょう。

大人が気をつけたい声かけ

声かけ一つで、子どもの英語への気持ちは大きく変わります。次の表を参考にしてみてください。

場面おすすめの声かけねらい
歌ったあと「その歌、いいね。もう一回聞きたいな」歌う楽しさを広げる
言えなかった言葉があるとき「むずかしいね。ゆっくり一緒に言ってみよう」失敗を気にさせない
子どもが英語を口にしたとき「今の英語、すてき!」声に出す意欲を高める
発音が気になったときもう一度、大人が自然な声で歌って聞かせる直さず、耳から入れる

子どもの発音を、その場で直す必要はありません。その場で直さず、まずは聞く時間をたっぷり持つことを大切にしてください。大人は、「間違いを見つける人」ではなく、「声に出したことを喜ぶ人」でいてください。

たとえば、子どもが「りんご」を英語で歌のように言ってみたとき、大人が同じ節で返すと、小さな会話が生まれます。「りんご、好き?」と日本語で聞いて、「うん」と答えが返ってきたら、そこで十分です。英語と日本語が行き来する、ゆるやかなやりとりを楽しんでください。家族が笑顔で歌う時間が増えるほど、英語は特別なものではなく、生活の中の自然な音になっていきます。

英語の歌の選び方

歌選びは、次の三つの条件を目安にしましょう。

  • くり返しが多い:同じ言葉が何度も出てくる歌は、子どもが覚えやすく、まねしやすい材料です。
  • テンポがゆっくり:速すぎる歌は、聞き取るのが難しくなります。言葉が一つずつ聞こえる速さの歌から始めましょう。
  • 動きにつなげやすい:手遊びがついている歌や、体を動かしやすい歌は、意味が自然に伝わります。

最初に選ぶ歌は、一曲で十分です。同じ歌を何日も続けて聞いたり、歌ったりすることで、少しずつ音に慣れていきます。飽きたように見えても、好きな歌は何度でも聞きたくなるものです。数週間は同じ歌を楽しんでみてください。

大人の側の気持ちの持ち方も、続けやすさに影響します。「今日は何も進まなかった」と感じる日があっても、英語の歌が流れる空間で過ごしただけで、耳には音が入っています。成果をその日のうちに見ようとせず、数か月先を見て、ゆったり構えていましょう。子どもが突然、聞いていた歌を口ずさんだとき、その成長の喜びは、ひときわ大きなものになります。

続けるためのコツ

  • 毎日の短い時間に組み込む:朝の支度中や、夕方のおやつの時間など、決まった場面で英語の歌を流すと、習慣になります。
  • 目標を低く設定する:「今週は一つの言葉を言えたらOK」くらいの気持ちが、長続きの秘訣です。
  • 親も一緒に学ぶ:子どもの前で、大人が歌詞を調べたり、一緒に口ずさんだりすると、学び合う雰囲気が生まれます。
  • 録音して聞き返す:子どもが歌った声を録音して、一緒に聞くと、自分の声の変化に気づく楽しみが生まれます。

英語に興味を示さない時期があっても、焦る必要はありません。歌や遊びの形を変えながら、子どもが楽しめるタイミングを待ちましょう。

英語を話す力を、歌から育てたいときは

GOLDEN AGE PROGRAMは、幼児から小学生のための、声・音楽・英語で話す力を育てるプログラムです。英語の歌と簡単なやりとりを、音楽と一緒に少しずつ取り入れていくので、英語が話せなくても始められます。聞く・歌う・話す・表現すると、遊びの中で一歩ずつ進みます。家庭ではオンラインで全国から参加できます。

お子さんの年齢や気になることをうかがって、始め方を一緒に考えます。ご相談はお問い合わせフォームまたはLINEから受け付けています。

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よくある質問

親の発音が心配です。子どもの発音に影響しませんか?

発音が完璧でなくても、楽しそうに歌う姿が子どもの安心につながります。音源を聞く時間を多く取り、大人は一緒に楽しむ役に徹して、聞く時間と歌う時間を組み合わせてみてください。

何歳から英語の歌を始められますか?

幼児から小学生が中心です。年齢に合わせた遊び方があるので、様子をうかがってご案内します。

英語が話せなくてもプログラムに参加できますか?

参加できます。英語の歌と簡単なやりとりを、音楽と一緒に少しずつ取り入れていきます。