発表会 歌 練習 園
園の発表会の歌の練習の進め方
園の発表会の歌は、聞く、歌う、表現するの順に遊びの中で一歩ずつ進めると、子どもたちが無理なく楽しく歌えます。練習の組み立て方をまとめました。
園の発表会で子どもたちが楽しく歌うには、聞く、歌う、表現するの順に、遊びの中で一歩ずつ進めるのが近道です。いきなり大きな声を求めず、まず曲を耳になじませてから声に乗せていくと、子どもたちの表情が自然に変わっていきます。この記事では、先生方が日々の保育の中で取り入れやすい練習の進め方を、順を追ってまとめます。
GOLDEN AGE PROGRAMは、幼児から小学生のための「声・音楽・英語で話す力」のプログラムです。声の指導は、ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上を指導してきたたーなー先生のメソッドがもとになっています。ここでは、そのメソッドの考え方を、発表会の歌の練習に置きかえて紹介します。
練習を始める前に、ねらいと見せ場を決める
練習の最初にすることは、発表会でどんな姿を見せたいかを、先生同士で言葉にしておくことです。元気いっぱいの声なのか、心をこめた優しい歌なのか。ねらいが決まると、曲の選び方も練習の中身も、ぶれずに進められます。
曲を選ぶときは、子どもたちが歌いたくなるかどうかを大切にします。大人が良いと思う曲より、口ずさみたくなる短いフレーズがある曲のほうが、練習が自然に続きます。音の高さが無理のない範囲におさまっているかも、あわせて確認しましょう。
見せ場を一つ決めておくのも効果的です。サビの一言、手をつなぐ場面、最後のポーズなど、子どもが「ここが好き」と思える場所があると、練習への気持ちが前向きになります。全体を完璧に整えようとするより、見せ場から磨いていくと、仕上がりに勢いが出ます。
まず聞く:曲を耳になじませる
歌の練習は、歌う前に聞くところから始まります。ゴールデンエイジは、子どもが見たもの聞いたものを驚くほどの速さで吸収する時期だといわれています。この時期の子どもたちには、曲を何度も耳にする時間が、そのまま大切な練習になります。
朝の会や帰りの会、遊びの合間にそっと曲を流してみましょう。歌わせようとせず、ただ聞いて楽しむ時間を作ります。やがて、子どもたちの口から自然にメロディがこぼれてきます。そのタイミングを逃さず、先生がそっと一緒に口ずさむと、安心して歌い出せます。
耳を育てる遊びも取り入れます。音の高さを手の位置で表したり、リズムに合わせて手拍子を打ったりすると、遊びの中で音の高さやリズムを聞き分ける力が育ちます。この「耳とリズム」の土台ができると、あとで歌うときの音程やテンポが安定します。
次に歌う:無理のない声で、一歩ずつ
耳になじんだら、いよいよ声に出します。ここでのキーワードは、無理のない声の出し方です。大きな声を出そうとして叫ぶと、喉を痛めやすく、歌の表情も固くなります。先生が穏やかな声でお手本を示し、子どもたちがその響きを真似するように進めます。
最初は、短いフレーズを一つずつ区切って歌います。先生が歌ったあとに、子どもたちが続けて歌う、いわゆる「まねっこ」の形が使いやすい方法です。一つのフレーズに慣れたら次へ進み、少しずつ長くしていくと、無理なく曲全体がつながります。
歌詞を覚える段階では、絵やしぐさを手がかりにするとよいでしょう。言葉の意味を動きに変えると、記憶に残りやすくなります。歌詞カードを見ながらでは表情が下を向いてしまうので、早めに顔を上げて歌える状態を目指します。
歌う前の準備として、軽い体操やゆったりした呼吸を入れるのもおすすめです。肩を回す、息をゆっくり吐く、といった簡単な動きでかまいません。体がほぐれると、声も自然に出やすくなります。
最後に表現する:気持ちと動きを乗せる
声が安定してきたら、表現の段階へ進みます。ここで大切なのは、上手に歌わせることより、子どもたちが曲の世界を感じて楽しむことです。歌詞の場面を思い浮かべながら、笑顔や身ぶりで気持ちを伝える練習をします。
たとえば、うれしい場面では顔を明るく、静かな場面では声を小さくやわらかく、といった表情の違いを遊びの中で体験させます。先生が大げさなくらいに表情を作って見せると、子どもたちは安心して真似できます。恥ずかしがる子にも、先生の笑顔が何よりの後押しになります。
立ち位置や動きも、この段階で決めます。難しい振り付けを入れすぎると、歌が置き去りになってしまいます。歌が主役になるよう、動きはシンプルなものを選びましょう。2025年の伊豆山の市民ミュージカルでは、伊豆山小学校の子どもたちが、歌って、踊って、演じました。歌と動きが楽しく結びついたとき、子どもたちの表現はぐっと広がります。
当日に向けた、練習の流れの作り方
当日までの練習は、「聞く、歌う、表現する」の三段階を、全体の流れとして組み立てると進めやすくなります。前半は聞く時間と短いフレーズの練習を中心に、中盤で曲全体をつなげ、後半で表現と通し練習に重きを置きます。
一回の練習は、短く区切って、子どもの集中が続く長さにとどめます。同じことを長く続けるより、毎日少しずつ触れるほうが、記憶に残りやすくなります。歌う前後に遊びの時間を入れると、練習が楽しい思い出として積み重なります。
通し練習の前には、並び方や入場の流れを確認しておきます。歌以外のことで子どもが戸惑うと、声が小さくなってしまうからです。見る人の位置や、先生が立つ場所も決めておくと、当日の安心感につながります。
うまくいかない日があっても、慌てる必要はありません。声が出にくいときは、曲を流して聞く時間に戻したり、遊びを多めにしたりして、気持ちを切り替えます。子どもたちが歌うことを楽しめている状態こそ、本番に向けた最良の準備です。
歌うのが苦手な子、恥ずかしがる子への関わり方
クラスには、声が小さい子や、人前で歌うのが恥ずかしい子もいます。そんな子には、無理に前へ出さず、まず隣で一緒に歌う時間を作ります。先生の声や友だちの声に包まれると、少しずつ口が動き始めます。
声に出さなくても、手拍子や体の動きで参加している子は、すでに曲の中にいます。その参加の仕方を、先生がやさしく認めてあげましょう。「いい手拍子だね」「楽しそうだね」という声かけが、次の一歩を支えます。
歌が得意な子には、お手本役を任せる方法もあります。ほかの子がその歌声を聞いて真似することで、クラス全体の声が育っていきます。一人ひとりの個性を、発表会の力に変えていきましょう。
園での導入や、短い期間の相談について
発表会の練習で、外から声の専門家の力を借りたいときは、GOLDEN AGE PROGRAMにご相談いただけます。幼稚園・保育園には、クラスの時間や行事に合わせた内容を、導入の相談から組み立てます。小学校・学童・地域の団体には、授業や発表、地域の催しに合わせた形を、場所と人数を聞いて相談します。
対象は、幼児から小学生が中心です。英語が話せなくても参加でき、英語の歌とかんたんな言葉のやりとりを少しずつ取り入れていきます。発表会や行事に向けた短い期間の相談もできるので、目標の日が決まっている園でも相談しやすい形です。
最初の相談では、年齢(園・学校は学年と人数)、気になっていること、家庭・園・学校のどの形か、希望の曜日と時間帯、発表会・行事などの目標の日をお聞きします。流れは、お問い合わせ(フォームかLINE)、お話、受講の順です。回数と料金は、お話を聞いてからご案内します。
発表会に向けた歌の練習を相談したい園の先生は、こちらからお気軽にどうぞ。GOLDEN AGE PROGRAMに相談する
よくある質問
発表会の歌の練習は、何から始めればよいですか。
まず曲を聞く時間から始めます。朝の会や遊びの合間に曲を流して耳になじませ、子どもたちが口ずさみ始めたら、短いフレーズから一緒に歌っていきます。
声が小さい子には、どう関わればよいですか。
無理に前へ出さず、隣で一緒に歌う時間を作ります。手拍子や体の動きで参加している姿も認めて、安心して歌える空気を育てましょう。
園での導入は、発表会前の短い期間でも相談できますか。
発表会や行事に向けた短い期間の相談もできます。年齢、人数、目標の日、希望の曜日と時間帯をお聞きして、合う内容と始め方をご案内します。