学校・学童への導入

小学校・学童に音楽の講師を迎える流れ|授業・発表・地域の催し別の考え方

 文:GOLDEN AGE PROGRAM 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

小学校や学童、地域の団体で音楽の時間をつくりたいとき、まず決めたいのは「どんな場面で」「何人で」の二点です。場面別の考え方と相談の進め方をまとめました。

小学校、学童、地域の団体が音楽の外部講師を迎えるときは、最初に「場面」と「人数」を決めると相談がすっと進みます。GOLDEN AGE PROGRAMでは、授業や発表、地域の催しに合わせた形を、場所と人数をうかがってから一緒に考えます。この記事では、三つの場面ごとに、どんな音楽の時間が作れるのか、準備しておくとよいことは何かを整理します。

まず「場面」を一つ決める

音楽の時間といっても、教室の授業の一コマなのか、学童の放課後の時間なのか、地域の催しのステージなのかで、中身は大きく変わります。相談の前に、次の三つの場面のどれに近いかを考えてみてください。

場面主な使い方考えやすい形
授業音楽や表現の時間に、声と歌の活動を取り入れるクラスやグループで声を出し、聞いて、歌う
発表学習発表会や集会で歌や表現を披露する本番に向けた練習の進め方を一緒に組み立てる
地域の催し地域の行事や子どもの集まりで歌の時間をつくる会場と人数に合わせた参加型の歌の時間

場面が決まると、必要な時間の長さや人数、使える場所のイメージが自然に固まります。迷うときは、複数の場面にまたがる形でも相談できます。たとえば、授業で声と歌にふれたあと、その成果を発表の場で披露する流れも考えられます。

授業に取り入れるときの考え方

授業に音楽の活動を入れる場合、GOLDEN AGE PROGRAMが大切にしているのは「聞く・歌う→話す→表現する」と、遊びの中で一歩ずつ進める順番です。いきなり大きな声で歌うことを求めず、まずは音を聞くところから始めます。

プログラムの柱は四つあります。無理のない声の出し方と歌う楽しさを育てる「声と歌」、音の高さやリズムを遊びの中で聞き分ける「耳とリズム」、歌とことばを入口にする「英語で話す」、そして市民ミュージカル123MUSICALなどにつながる「表現と舞台」です。授業の時間の長さや目的に合わせて、このうちどこに重心を置くかを相談で決めていきます。

授業で扱う場合の相談では、次のようなことを先にお伝えいただくと、形を作りやすくなります。

  • 対象の学年と、おおよその人数
  • 使える教室や体育館などの場所と、床や机の状況
  • 一回に取れる時間と、実施したい回数のイメージ
  • ピアノや音響機器など、すでにある設備
  • 先生方がいちばん育てたいと感じていること

一番下の「育てたいこと」は、とても大切な手がかりです。「みんなで声をそろえる楽しさを感じてほしい」「英語に親しむきっかけにしたい」「人前で話す力につなげたい」など、言葉は簡単なものでかまいません。その思いから、柱のどこを中心にするかが決まります。

たとえば一回の授業は、はじめに体を動かしながら声を出す時間、次に音やリズムを聞き分ける遊び、最後にみんなで一曲を歌う時間、というように、静かな活動と動く活動を交互に入れると、集中が続きやすくなります。学年が上がるほど、歌に英語のことばを重ねたり、ことばの意味を話し合ったりと、少しずつ表現の幅を広げていけます。

発表に向けるときの考え方

学習発表会や集会での発表を目指す場合は、本番から逆算して時間をどう使うかを考えます。発表の歌や表現は、完成度を競うものではなく、子どもたちが「自分の声で参加できた」と感じられることが何より大切です。

練習の組み立てには、次のような順番がなじみます。

  1. 曲やことばを聞いて、まず雰囲気を味わう
  2. リズムを手拍子や体の動きで取ってみる
  3. 小さな声から、みんなで声を合わせてみる
  4. 歌い出しと歌い終わりをそろえる
  5. 並び方や動きを含めて、通しで歌ってみる

この順番は、「聞く・歌う→話す→表現する」というプログラムの考え方と同じ向きです。最初の段階で声を出すことに慣れておくと、通しの練習でも子どもたちが安心して声を出せます。

発表の相談では、本番の日にち、会場の広さ、見に来る人の顔ぶれ、使いたい曲の希望をお知らせください。曲が決まっていない場合は、子どもたちの学年や、発表で伝えたい気持ちから一緒に考えていくこともできます。

地域の催しに合わせるときの考え方

地域の催しでは、会場も参加者の年齢もさまざまです。そのため「見てもらう」だけでなく、「その場の子どもたちが一緒に参加する」形が向いています。短い時間でも、手拍子や簡単な歌の繰り返しを入れると、初めて会う子どもたち同士でも、すぐに一つの輪になれます。

地域の催しで音楽の時間をつくるときは、次の三点を決めておくと準備が楽になります。

決めること見ておきたい内容
会場屋内か屋外か、広さ、床の状態、音の響き方
参加する人子どもの年齢の幅、保護者や地域の方の参加の有無
時間の枠催し全体の中での位置づけと、前後のプログラム

伊豆山では、2025年に市民ミュージカル123ミュージカルが開かれ、伊豆山小学校の子どもたちも参加しました。地域の行事に子どもたちが歌や表現で関わる形は、地域のつながりを感じられる場にもなります。

相談から開始までの進み方

相談の流れはとてもシンプルです。サイトの問い合わせフォームまたはLINEからご連絡いただき、続いてご希望をうかがうお話の時間を持ち、そのうえで受講を始めます。お話の時間では、先ほど挙げた場面・人数・場所・時間のイメージを一緒に整理します。

回数や料金は、年齢や人数、ご希望を聞いてからご案内します。学年や人数によって、ふさわしい進め方が変わるためです。まだ細かい条件が固まっていなくても、「こんな時間をつくりたい」という思いだけで相談を始められます。

声の指導の土台は、たーなー先生のメソッドです。講師は、VOICE TRAINER ACADEMYで学んだ認定講師が務めます。たーなー先生は30年のボイストレーナー歴の中で5万人以上を指導してきました。その積み重ねを、子どもたち向けの遊びの中の指導にいかしています。

先生方にとっての良さ

外部の講師を迎えると、日々の授業や保育の合間では手が回りにくい、声や音楽の専門的な関わりを取り入れられます。先生方は、子どもたちの様子を近くで見守る役に回れるため、普段とは違う一面に気づくきっかけにもなります。

また、ゴールデンエイジは、子どもが見たもの聞いたものを驚くほどの速さで吸収する時期だといわれています。からだの動きやことばの力が大きく伸びるこの時期に、声と音楽にふれる時間を持つことは、子どもたちにとって楽しい経験になります。

相談の前に整理しておくメモ

最後に、ご相談の前に書き出しておくと便利なメモの項目をまとめます。完璧に埋める必要はなく、わかるところだけで十分です。

  • どの場面か(授業・発表・地域の催し)
  • 対象の学年・年齢と、人数
  • 実施したい時期と、一回あたりの時間
  • 会場と、使える設備
  • 子どもたちに感じてほしいこと
  • 先生方が気になっていること

このメモをもとにお話しすれば、場所と人数にぴったり合った形を、無理なく見つけられます。小学校、学童、地域の団体で、声と音楽の時間を考え始めたら、まずは気軽にお問い合わせください。プログラムの詳細は GOLDEN AGE PROGRAM でご覧いただけます。

よくある質問

学童でも相談できますか。

はい。小学校、学童、地域の団体は、授業や発表、地域の催しに合わせた形を、場所と人数をうかがって相談できます。

料金はどのように決まりますか。

回数と料金は、年齢や人数、ご希望をうかがってからご案内します。

細かい条件が決まっていなくても相談できますか。

大丈夫です。「こんな時間をつくりたい」というお考えだけでも、お話の中で場面や人数を一緒に整理できます。